金沢市議会 2012-03-16 03月16日-05号
そこで、本市は10年前の平成14年に建設計画の一部を変更し、造成区域は20ヘクタールから18ヘクタールへ、受け入れ土量も330万立方メートルから300万立方メートルに変更せざるを得ませんでした。しかし、専門家からも、この程度では環境への影響がないとは言えないという指摘が出されました。
そこで、本市は10年前の平成14年に建設計画の一部を変更し、造成区域は20ヘクタールから18ヘクタールへ、受け入れ土量も330万立方メートルから300万立方メートルに変更せざるを得ませんでした。しかし、専門家からも、この程度では環境への影響がないとは言えないという指摘が出されました。
その内容は、既存のため池から上流部200メートルの渓流域については造成計画から外し、造成区域は20ヘクタールから18ヘクタールへ、受け入れ土量も330万立米から300万立米に変更するというものでありました。オオタカの営巣中心域から半径300メートルの森林を保全し、鳥類・昆虫類・両生類の生息環境を保全するというのが理由でした。
1つには、造成区域を極力少なくして、残地森林の割合を多くすること、2番目には、造成後の植栽に当たっては、自然植生の回復を図り、野鳥の飛来、営巣等、動物の生息環境にも配慮すること、3番目には、水路等の維持、流量を確保し、水生生物等の生息環境を保全すること、4番目には、その他必要と思われる自然環境の保全、回復を図るための措置を講ずる、こういうことを条件といたしまして許可したものでございます。